ムンプス難聴に悩んでいる方へ。【半分、青い。】
こんにちは
ゆうくんです。
人には誰しも秘密があるもので、僕にもちょっとした秘密?というか高校生くらいまでは人にはあまり話さないような事があったんですが、ちょっとした兆しが見えてきたので、同じ症状で悩んでいる方々、またはその保護者の方々のためにちょっと共有してみたいと思います。
ムンプス難聴
僕は幼少期に左耳を失聴しました。
幼少期におたふく風邪を患ったのですが、その際におたふく風邪を発祥させる「ムンプスウイルス」が内耳に感染し、「ムンプス難聴」というものになり、聴力を失いました。
幸いにも僕は片側だけで済みましたが、ムンプス難聴にかかった人の1~2割は両耳を失聴しているというデータもあります。
発症しやすい年齢は一般的に5~9歳と言われていますが、僕は3歳程で失聴していたようです。
ムンプス難聴の発生頻度はだいたい15,000人に1人です。
これを聞いてほとんど掛からないから自分には関係ないとか思った人がいるのなら考えを改めてください。15,000分の1でも当たった人間がここにいます。
これからお子さんが生まれるという方や、既に生まれてるけどおたふく風邪の予防接種をしていないという方がいるのならお子さんの為にも絶対に予防接種に行ってください。子を育てる以上、予防接種をすることは親の責任というか義務だと思います。
既にかかってるかもしれません
気付いてないだけで実はお子さんがムンプス難聴だというケースもあります。
- 片側から呼んだ時に反応が鈍い。
- 音の発生源を掴めていない
- 電話をどちらかに持ち替える
こういった場合はムンプス難聴が疑われるのでしっかりと確かめてあげてください。
子どもは自分で耳が聞こえてないとわかってない場合も多いです。
僕は物心着く前には既に失聴していたので聞こえてないことが普通だと思い、発見が遅れてしまいました。
何だかんだで生きていける
ここまで書いてきて、不安になった方々がいると思いますが、もしムンプス難聴だったからと言って、日常生活を生きていけないわけではありません。大丈夫です。
僕は片耳を失聴したまま19歳まで生きてきましたが、ほとんど不自由無く過ごせています。
バリバリ運動部でやっていましたし、授業もちゃんと聞き取れていて、大学まで進学出来ました。
音楽も大好きです。
ただ、人混みの中や、自分の聞こえない方から話しかけられるとどうしても反応できないことがありますが、これも相手に事情を伝えることで解決できます。最近はチャットアプリも進化してきています。
別に恥ずかしいことなんて何にもないです。
2018年上半期に放送された
NHK連続テレビ小説『半分、青い。』にて、主人公、楡野鈴愛(永野芽郁)も劇中で左耳を失聴していたのもあって、最近は割と理解が進んできているようで、片耳が聞こえない事を話すと割とスムーズに理解して貰えます。
また、最初の方に言った「兆し」ですが、iPS細胞を用いた再生医療のことです。
記事を見つけたので共有します。
iPS細胞を用いて「内耳変性」という難聴の新たな原因と、その治療薬候補物質を発見―さまざまな難聴の原因解明と治療法開発につながる成果― | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構
近い将来、両耳が聞こえるようになるかもということで僕も少しばかりウキウキしています。笑
この記事が少しでも誰かの役に立ったら幸いです。
それでは。